感覚トレーニング 考 1


ピアノを学ぶ上でする、音感を始めとする様々な感覚トレーニングの目的について今日は書こうと思います。



私は個人的に感覚トレーニングをは大きく分けると3つの目的があると思っています。

1つ目は感覚を新しく「開拓」すること


2つ目は一度閉じてしまった感覚を「解除」すること


3つ目は今感じていると「感じている」ものの調整をすること


3つ共すべて元々は持っている本質、素質に繋げるという点では共通しているのですが、生徒さんの状態、環境によって3つのうちのどの目的が今一番生徒さんに合うのかということを、先生が見極めてトレーニングをすることがより効率よく進んでいくと私は考えています。


それぞれの目的に関連するトレーニングについて、音感トレーニングを例にあげると


1つ目・・・ドレミの音程感覚を身に付けるソルフェージュなどによるトレーニングなど

(まだ正しい音程が歌えない状態)


2つ目・・・ドレミの音程を歌える時と歌えない時が不安定な時

(ここはその生徒さんがどういう時に不安定さがあるのかという見極めがより必要になります)


3つ目・・・音感はある(正しい音程は歌えて分かっている)けれど歌うのを面倒くさがったり、なんとなく、曖昧に歌っている時

(音楽が嫌いな訳ではなく、音感と身体の動きが繋がっていない時)



余談ですが、私は音感トレーニングをする際にこのような目的に合わせて様々なセラピーを取り入れる事はとても理にかなっていることだと考えています。



感覚トレーニング 考 シリーズ、続きます。


今日もお読み下さりありがとうございました(*^_^*)


Basic+α

「わたし」が表現する 「わたし」を表現する ご訪問ありがとうございます。 「いま」の自分でいい 私らしくあることが大切 ということの 「本当の意味」に気付いてみませんか? その気付きは「自分にとって本物の表現」に反映されます。 表現したい思いに気付き、 楽しみながらピアノを弾けますように。 そんな気持ちを込めて、音を通して今まで経験してきた事を お伝えしていきます。