わからなくなった時に試すこと

(5/20/19追記しました)
以前、わからないは表現の始まりという記事を書きましたが、
今日は何を表現したらわからなくなった時に試してみる事について書こうと思います。

まずは弾いてる時の身体の感覚から。

弾きにくいなと感じるパッセージを、あえて腕や手全体に力を入れて弾いてみます。
とても弾きにくくて嫌な感じがすると思いますがそれを充分感じながら何回か繰り返します。
そしてその後、力を抜いてもう一度弾いてみます。


次はどんな音を鳴らしたいかわからなくなった時。

単音でも和音でも良いのですが、音を選び、最初はその音をわざと叩きつけるように嫌だなと感じるような音で弾きます。(どちらの手、どの指でも構いません。)
その後、同じ音を今度は心地よいと感じる音が鳴るようにと思いながら弾きます。

最後は音の雰囲気についてです。

例えば楽語で指定されている表情や、自分が表現したいと思っている音をどう鳴らそうか迷った時などに試すと良いと思うのは、その表情などの真逆の事をしてみるという事です。

悲しい音を鳴らしたければあえて明るい音を、楽しい雰囲気を出したければあえてゆっくり、だらけた感じで弾いてみます。

これらの3つの事の中で大切なのは、それぞれの違うことを試した時に自分がどう感じているかを自覚する事です。

自分はこれがしっくりくる、これが好きだという感じが浮かび上がってくればその事を選んで音に乗せることが出来るようになり、わたしの表現に繋がっていくのです。


Basic+α

「わたし」が表現する 「わたし」を表現する ご訪問ありがとうございます。 「いま」の自分でいい 私らしくあることが大切 ということの 「本当の意味」に気付いてみませんか? その気付きは「自分にとって本物の表現」に反映されます。 表現したい思いに気付き、 楽しみながらピアノを弾けますように。 そんな気持ちを込めて、音を通して今まで経験してきた事を お伝えしていきます。