原始反射の例と反射が残っている時に観察されること①

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今日の記事と次回の記事に、7つの原始反射の例とそれぞれの反射が残っているときに観察されることを載せていきます。


原始反射についてはこちらから↓


今回はモロー反射、把握反射、非対称性緊張性頸反射、ギャラント反射についてです。


◆モロー反射

大きな音がした時や突然の出来事に赤ちゃんが両手を広げて抱きつくような動き。危険から身を守るための反射。出生直後より出現し、通常は生後4ヶ月頃には消失する。モロー反射の消失によって首がすわったり首の運動が可能になるとされる。

〈モロー反射が残っていると観察されること〉

・めまいや車酔い

・白い紙に書かれた黒い文字を読むのが辛い

・蛍光灯の光が嫌い

・時計の音や水が蛇口から垂れるような音が気になって仕方がない

・偏食

・活動過多

・注意散漫

・光、音、タッチ、動きに対する過敏症

・適応力が低い、変化や驚きを嫌う

・ぜん息がある

・抵抗力が低い

・自身がなく、自己肯定感が低い


◆把握反射

乳児の手のひらに何かが触れると物をつかもうとする反射。手をぎゅっと閉じると消化機能が循環を始める。

〈把握反射が残っていると観察されること〉

・手が動くと、口が動いてしまう(集中すると舌が出る)

・唇をなめるクセがある

・寝ている間の歯ぎしり

・消化機能が弱い

・鉛筆などを噛む

・細かい作業が苦手。

・アイディアを紙に書き出すことが難しい


◆非対称性緊張性頸反射

頭が一方の側に向けられた時に、向けられた側の腕が伸びて逆側の腕が曲がる反射。

頭と手が反対方向を向いていても手を使えるようになるため、視覚と腕を繋げるための反射。

〈対称性緊張性頸反射が残っていると観察されること〉

・ハイハイをあまりしない(足を片方引きずるようにしてハイハイする)

・書く事が苦手、作文などを書くことが難しい

・文章を読んで理解することが難しい、集中できない

・きれいな文字が書けない

・視野が狭い

・腰痛や背中の痛みがある

・感情や思考が極端

・姿勢が窮屈そう


◆ギャラント反射

乳児の背中側面の肌がなでられると、なでられた側にむかって揺れる反射。産道を赤ちゃんが通る時に身体をらせん状にくねらせて降りていくのを助ける。

〈ギャラント反射が残っていると観察されること〉

・歩き方がぎこちない(下半身がフラフラしているかカチカチになっている)

・おむつが取れるのが遅い

・老廃物が溜まりやすく、栄養状態があまり良くない

・血流が悪い

・じっと座っていられない

・集中力が続かない

・きつい服、ベルト、背もたれのある椅子が気になる


次の記事では、哺乳反射、恐怖麻痺反射、緊張性迷路反射について書きます。


今日もお読み下さりありがとうございました(*^_^*)


Basic+α

「わたし」が表現する 「わたし」を表現する ご訪問ありがとうございます。 「いま」の自分でいい 私らしくあることが大切 ということの 「本当の意味」に気付いてみませんか? その気付きは「自分にとって本物の表現」に反映されます。 表現したい思いに気付き、 楽しみながらピアノを弾けますように。 そんな気持ちを込めて、音を通して今まで経験してきた事を お伝えしていきます。