不安や焦りが起こすこと

以前ピアノを弾いている時のプロセスが上手くいかないことについて書きましたが
今日はこれまでレッスン中に生徒さんに起きていたこととして、少し前まで読めていたはずの音符が突然分からなくなるということについて書こうと思います。

レッスンがあった次の週に何の音か忘れてしまったり、覚えたばかりの音が分からなくなってしまうことはありますが

音を安定して読めていて、少し前まで分かって弾けていたはずなのに、次こうやって弾いてみようかとアドバイスをしたり、その箇所について質問をすると

突然読めなくなり、何度か繰り返してもリズムなども違ってきてしまう…という生徒さん達がいて、そういう時は1度ピアノから離れてノートやカードなどで音の確認をしたのですが

その時は読めるので、さらに???となりある時から、そうなった時はどういう思いや気持ちがあったかを聞いてみると

早く上手に弾けるようにならないといけない

音を間違えないようにしないといけない

という不安と焦りの気持ちが共通点としてあったんです。


この記事を書いていて自分自身の経験をふと思い出したのですが、自分の本番中に違う音を弾きそうになる、何を弾いているのか一瞬わからなくなる、暗譜が飛びそうになるといった事が起きていた時に、そういえばそれらが起きる前に


これで合ってたかな


次弾きにくい所だったな


間違えたらどうしよう


気がそれてるから集中し直さないと


と、そういえばそこでも不安と焦りの気持ちがあったような気がします。


これらのことから、弾けているはずのものが弾けなくなる、弾きにくくなるという事が起きる時は、自分の中の不安と焦りがイメージした音(自分が望む音)を指が鍵盤を打って鳴らすまでの流れを乱す、と私は考えているのですが


ということは、曲を弾けるように練習を積み上げる中で、不安や焦りが出てきた時の対処法を自分で知っているとより本番で弾く時の安定感に繋がるのではないかとも思っています。


弾いている時の自分の思考に気付き、対処する。今ふと「思考のリサイクル」という言葉が思いつきましたが、続きは次の記事にて書こうと思います。


今日もお読み下さりありがとうございました(*^_^*)






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